このオババは小金を溜め込んでいると思ったのでしょうね。大きく出てきました。
オババはうろたえます。
持ってるわけないじゃん。
でも、そこそこ収益が出てきているので、取らぬ狸の皮算用を始めてしまいました。
今の調子で収益が出たらみんなに残してあげられる!
長年世話になってきたきょうだい達にも分けられる!子供のために財産全てを注ぎ込んだピーピーの姉たち。姉ですからほぼ確実に私より早く逝きます。その姉たちに、いや姪っ子達にも、生前贈与ができるかもしれない。今がチャンスだ。
そう思うと心が動きました。
もともと宵越しの金は持たない職人の娘、小金は貯めてもいないけれど、たまたま言われるままに作った通帳に少しずつ入っています。この日のためにあったのかしら?などと思い始めてしまいました。
「かじわら」のシナリオ通りに進んでいることをこの時は知る由もありません。
本日も読んでくださってありがとうございます。